◆相次ぐ不祥事
◇旧秦荘町で預かった1217人分--愛荘町
◇18人から34万円余--大津市
愛荘町と大津市で年金を巡る不祥事が2日、相次いで明らかになった。愛荘町は、年金受給に支障は出ていないものの、旧秦荘町当時に預かった国民年金手帳を本人に返還せず、町で保管していたと発表。大津市では、介護保険料を老齢年金から特別徴収(天引き)する高齢者から、遺族共済年金や障害共済年金からも二重に天引きしていた。年金不信が渦巻いている時だけに、両市町への批判が高まりそうだ。【松井圀夫、鈴木健太郎】
愛荘町が国民年金手帳の返還を怠っていたのは、旧秦荘町当時の1971~88年に預かった1217人分。このうち106人は死亡しており、166人が年金手帳の再交付を受けていた。町は2日、「(手帳が手元になく)ご心配をおかけしました」とするおわびの文書を添えて全員に年金手帳を郵送で返還した。
町によると、保険料納付や印紙検認の確実な実施をはじめ、手帳の紛失防止や被保険者の利便性などを考慮し、1960年ごろから本人に説明したうえで、町が年金手帳を保管。75年ごろから、手帳の更新や厚生年金への移行などの際、返還するようになっていたが、担当者間の引き継ぎ不足で返還されなかった。
しかし、今回、滋賀社会保険事務局長から国民年金被保険者名簿の保管状況調査の要請を受け、先月7日に職員が秦荘庁舎書庫で、旧秦荘町民の被保険者名簿や納付記録が保管された年金手帳を発見。同15日に社会保険事務所で全員の名簿照合が出来たという。
村西俊雄町長は「年金手帳が返還されず、連絡が遅れ、申し訳ありません。手帳と納付記録が残っており、年金受給は安心してもらえる」と話す。
◇ ◇
一方、大津市が二重に天引きしたのは18人分の計34万1332円。昨年10月の介護保険法改正で、介護保険料の天引きが新たに可能になった年金のうち、共済分については、保険者の市町村が共済組合連合会に対し、「徴収停止依頼」を提出しないと、自動的に天引きが始まる仕組みになっている。また、従来、天引きされていた老齢年金についても、停止依頼が無い限り徴収が続くが、同課では両方の手続きを忘れていた。さらに、同連合会や社会保険庁にコンピューターデータで提出する保険料支払い状況についても、二重徴収を防ぐための処理が昨年10月から約2カ月遅れた。
このため、昨年4~8月に遺族・障害両共済年金の受給を開始した、いずれも女性18人(66~84歳)について、1人当たり8600円~2万8200円を今年の4月、6月、8月の支給分で二重徴収していた。既に8月分の事務処理は、前倒しで済んでしまったため、市は9月中に18人全員に誤徴収分を返還する予定。
市介護保険課は「市民に申し訳ない。制度をよく理解し、二度とこのようなことがないようにしたい」と話している。
毎日新聞
アーティクルジャパン
2007年6月4日月曜日
年金情報紛失問題
該当者不明の年金や社会保険庁改革など、「年金改革」が国政課題に再浮上したことに伴い、社会保険事務所を訪れる相談者が増えている。年金資金の浪費などで国民の厳しい批判を受けた経緯から、宮城社会保険事務局も窓口対応の改善を進めるが、年金自体への不満は消えそうにない。
年金記録ミスによる支給漏れに対応する年金時効撤廃特例法案と、社会保険庁を廃止、解体する社保庁改革関連法案が、未明に衆院を通過した1日。仙台南社会保険事務所(仙台市太白区)の年金相談コーナーは、昼前から1時間待ちの行列ができた。
太白区の無職女性(77)は予想以上に少ない遺族年金に納得できず、説明を求めるため訪れた。「早い段階で知らせてくれれば、もっと厳しく生活設計を立てた。さんざん無駄遣いしておいて、国民に負担を押しつけるのはおかしい」と憤った。
県内7つの社会保険事務所などで2006年度に受け付けた年金相談は前年度比8.1%増の約13万5000件。国会議員らの未納が問題になった04年度の14万3000件には及ばないが、07年度も増えそうという。
「年金の話題が新聞やテレビに出ると、窓口に来る人も増える」と話すのは、宮城社会保険事務局の岩井一弘年金課長。論戦の舞台は参院に移り、7月の参院選に向けた与野党の攻防も激化する。窓口の混雑は当面、やみそうにない。
年金記録ミスによる支給漏れに対応する年金時効撤廃特例法案と、社会保険庁を廃止、解体する社保庁改革関連法案が、未明に衆院を通過した1日。仙台南社会保険事務所(仙台市太白区)の年金相談コーナーは、昼前から1時間待ちの行列ができた。
太白区の無職女性(77)は予想以上に少ない遺族年金に納得できず、説明を求めるため訪れた。「早い段階で知らせてくれれば、もっと厳しく生活設計を立てた。さんざん無駄遣いしておいて、国民に負担を押しつけるのはおかしい」と憤った。
県内7つの社会保険事務所などで2006年度に受け付けた年金相談は前年度比8.1%増の約13万5000件。国会議員らの未納が問題になった04年度の14万3000件には及ばないが、07年度も増えそうという。
「年金の話題が新聞やテレビに出ると、窓口に来る人も増える」と話すのは、宮城社会保険事務局の岩井一弘年金課長。論戦の舞台は参院に移り、7月の参院選に向けた与野党の攻防も激化する。窓口の混雑は当面、やみそうにない。
2007年4月24日火曜日
24時間在宅医療を実現
24時間在宅医療を実現…医療改革厚労省案 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
厚生労働省は17日、医療構造改革に関する同省案を公表した。高齢化社会にふさわしい医療を実現するため、「かかりつけ医」を核に、地域の複数の開業医をチーム化し、患者を交代で診察して24時間の在宅医療を実現することが柱だ。地域の在宅医療を充実させることで、大病院などは、症状の軽い一般外来を受け付けず、原則として入院治療や専門的な外来のみ対応する体制作りを目指す。
いわゆる「医療の空白地」を減らし、迅速な治療が出来るようにしようという取り組みです。情報共有が肝で、「患者の容体が急変した場合の入院にも備える」「近隣の複数の開業医と連携し、患者情報を共有し、自分が休日であっても別の医師が患者を診察できるようにする」という形で、24時間の急患受け入れに乗り出す考え。
これは介護サービスとも連携して高齢者の容態変化への対応し、自宅での療養が安心して出来る体制を取るという意義も持ちます。つまり、療養病床から在宅介護への促進するための準備にもなるわけです。
問題は医療費や介護報酬。深夜や休日の開業を促すためにはその分報酬の上乗せが(医師側からは)期待されるわけで、医療費を少しでも減らしたい厚生省と医師会での綱引きは当分続きそうです。
http://kaigojp.com
アーティクルリソース:
厚生労働省は17日、医療構造改革に関する同省案を公表した。高齢化社会にふさわしい医療を実現するため、「かかりつけ医」を核に、地域の複数の開業医をチーム化し、患者を交代で診察して24時間の在宅医療を実現することが柱だ。地域の在宅医療を充実させることで、大病院などは、症状の軽い一般外来を受け付けず、原則として入院治療や専門的な外来のみ対応する体制作りを目指す。
いわゆる「医療の空白地」を減らし、迅速な治療が出来るようにしようという取り組みです。情報共有が肝で、「患者の容体が急変した場合の入院にも備える」「近隣の複数の開業医と連携し、患者情報を共有し、自分が休日であっても別の医師が患者を診察できるようにする」という形で、24時間の急患受け入れに乗り出す考え。
これは介護サービスとも連携して高齢者の容態変化への対応し、自宅での療養が安心して出来る体制を取るという意義も持ちます。つまり、療養病床から在宅介護への促進するための準備にもなるわけです。
問題は医療費や介護報酬。深夜や休日の開業を促すためにはその分報酬の上乗せが(医師側からは)期待されるわけで、医療費を少しでも減らしたい厚生省と医師会での綱引きは当分続きそうです。
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